SDGsの目標達成に寄与する印刷物のご案内

サスティナブルな社会を目指していく。
そうした姿勢を示していくことが大切になってきています。

SDGsとはSustainable Development Goalsというの頭文字からとった略称です。

読み方はエスディージーズ。持続可な発目標と訳されています。
2001年に策定されたミレニアム開発目標（MDGs）の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

貧困や飢餓・教育・男女の平等・働きがい・生産消費・生態系の保全など17項目の大きな目標と、それらを達成するための具体策や数値目標を示した169のターゲットで構成され、地球上の「誰一人取り残さない（leave no one behind 」ことを誓っています。

SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル（普遍的）なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

FSC®認証紙の使用

FSC®※（森林管理協議会の森林証制度とは、「森林の管理や加工・流通が環境や地域社会に配慮して行なわれているかどうか」を評価・認証し、証明する国際的な取り組みです。

森林の環境保全に配慮し、地域社会の利益にかないそこで働く人たちや暮らす人たちに配慮し生産された木材に与えられますのでFSC®のロゴマークが付いた製品は「適切に管理された森林」に由来する製品であると保証された「環境配慮型製品」です。

FSC®認証紙は生産・加工・流通のすべての工程において、FSC認証された木材以外が混ざらないよう、FSCのCoC認証（加工･流通過程の管理認証）を受けた企業によって一貫した管理のもとに作られた紙です。
FSC®認証林は全世界にわたっているので、 FSC®認証紙を使用する事により世界に通用するグローバルな環境PRが可能です。

印刷物のFSC®マークは、FSC®森林認証紙を、認証取得している印刷会社が印刷した印刷物に掲載出来る認証マークです。

※FSC®（森林管理協議会）とは、木材を生産する世界の森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際機関です。

環境保護印刷マーク「クリオネマーク」

クリオネマーク（環境保護印刷マーク）とは、 E3PA※が制定した環境保護印刷マーク使用規定に則して定められたVOC排出基準を満たすと認証された印刷会社が印刷物に付与するマークです。

印刷生産工程において「空気」と「水」を汚さないことに着目しています。基準を満たすとエコ認証登録番号（PIN番号）が交付され、クリオネマークを表示する事が出来ます。

クリオネマークが表示された印刷物は、VOC（揮発性有機化合物）や廃液の排出削減だけでなく環境保全活動に貢献している印刷物となります。

※E3PAとは環境保護印刷推進協議会の略称。印刷業界において環境保護印刷に関する技術の向上を計る事を目的として2005年11月に設立。
※奥村印刷では高精細印刷のCTPプレートを使用することにより、インキ･湿し水の総使用量の抑制に努めています。

環境調和型インキ「バイオマスインキ」

一般的には「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」をバイオマスと呼びます。バイオマスインキとは、植物由来の資源を原料の一部に使用して製造したインキです。

製品の乾燥重量中に占めるバイオマス原料の割合をバイオマス度として表します。原料の植物が成長する過程でCO2を吸収するため、廃棄の際に燃焼したとしても全体としては地球温暖化の原因となるCO2量が増加しない「カーボンニュートラル」の考え方に基づいています。

そのため従来のインキと比較してCO2を削減することができます。一般のインキに用いられる原料は石油由来のものが多くその量には限りがありますが、バイオマスインキは持続可能な植物由来原料により、石油資源の使用を削減します。

陸域での生態系の保護や持続可能な利用の促進に貢献し、農家の所得増大にも寄与すると共に環境に優しい製品であることを訴求できます。

※バイオマス成分の含有率（乾燥重量比）10％以上がバイオマスインキとして認定され、一般社団法人日本有機資源協会がバイオマスの含有量だけでなく、環境製品としての安全・安心性も審査によってバイオマスマーク認定を行ってます。生物由来の資源（バイオマス）を利活用し、品質及び関連法規、基準、規格等に合致している環境商品に付与できるマークです。

環境調和型インキ「NON VOCインキ/VOC FREEインキ」

Non-VOCインキ・ VOCフリーインキマークとは、構成成分中の高沸点石油系溶剤を植物油等に置き換えて1％未満に抑えたインキです。

植物油には、大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、米ぬか油等があります。従来の植物油インキよりもさらに進んだ環境にやさしいインキで、主にオフセット印刷（枚葉）で使用されています。

■Non-VOCインキマーク
Non-VOCインキマークは、TOYOインキ製のインキ構成成分中の高沸点石油系溶剤を再生植物油等に置き換えてメソッド24の測定条件で加熱減法1％未満に抑えた印刷インキに付与できる環境マークです。
Non-VOCインキは、石油系溶剤を大豆油、アマニ油、米ぬか油などの植物油等に置き換えたインキです。原料として使用している植物油は、再生植物油100％です。インキ中のVOC成分の削減は、印刷工程での労働環境の改善や大気汚染の低減につながります。

■VOCフリーインキマーク
T&K TOKA製のVOC含有率1%未満の地球環境にやさしいインキです。
T&K TOKAのVOCフリーインキを使用した印刷物に、VOCフリーマークをご使用頂けます。